古典落語「お祭佐七(おまつりさしち)」

火消し【あらすじ】
 久留米藩士の飯島佐七郎は大変な美男子で女中方に人気があり、やっかみから朋友に讒言(ざんげん)をされて殿様から永(なが)の暇(いとま)が出る。勘当されて頼ったのが昔父親が面倒を見た、め組の頭の清五郎。

 若い者と品川で遊んで居残りをすると、男衆がするのを見て雑巾がけを買って出る。腰を据えて廊下をすっと拭いていくその姿が良く、部屋から花魁(おいらん)が出てきてわいわいがやがや。

 ある時は近所の米屋の巨漢、四紋竜を放り投げると、金物屋を越えて砂糖屋の山積みの砂糖に真っ逆さま。

 「砂糖漬けになったとは甘ぇ野郎だ、ざらめみやがれ」

ふるさと納税「ふるなび」