古典落語「浮世床(うきよどこ)」

煙管【あらすじ】
 髪結床(かみゆいどこ)は若い連中でにぎわっている。隅の方で本を読んでいるのもいれば、将棋に夢中な二人の煙管(きせる)をいじって雁首同士、吸口同士挿げ替える悪い奴もいる。両端を雁首にされた方は両方へ煙草を詰めてしまい、口を近づけると「アッツイ」。

 隅で大きく伸びて寝ている男を起こすと「疲れてんだから寝かしといてくれよ、女に責められて」。猿若町(さるわかちょう)の中村座で桟敷の女とお近付きになり、幕が下りたあと茶屋の二階へ行くとさっきの女がいた。「酒になって眠くなったといったら、では隣の布団へ。そのうち女も入ってくるというところで、起こしたのは誰だ!」