古典落語「三枚起請(さんまいきしょう)」

烏【あらすじ】
 町内の若い者三人が同じ起請文を持っていることが発覚。書いたのは新吉原江戸町二丁目朝日楼の喜瀬川(きせがわ)花魁、「冗談じゃねえ。日本橋で奉公している妹に前借りをしてもらってこさえた金を持っていった時、書いてくれたのが俺の起請文だ」と清公、花魁を懲らしめに兄貴分と吉公、清公の三人は吉原へ繰り出す。清公を屏風の陰に、吉公を戸棚に隠して兄貴が相手。

 「あたしにも一服吸わせておくれ。やにが詰まってけぶが出ないよ」「これでこよりを作れ」と出したのが起請文、「お前は下駄星の吉公にも経師屋の清公にもやったろう。いやな起請を書く時は熊野の烏が、二羽死ぬってんだ、何枚書いたら気が済むんだ」

 「書いて書いて烏を殺し、朝寝をしたいのさ」