古典落語「紺屋高尾(こうやたかお)」

花魁【あらすじ】
 染物屋吉兵衛の奉公人久蔵は寝込んでいた。お玉が池の先生の見立ては恋煩い。「三浦屋の高尾太夫に惚れたな」「でも、所詮大名のお遊び道具ですから」「お前さん給金はいくらもらう。年に三両か、それじゃ三年貯めたら高尾太夫に会わせてやる」。働きずくめで三年が経ち、お玉が池の先生と吉原へ。「ぬしは、今度いつ来てくんなます」「私の給金は年に三両、また三年後にまいります」。これを聞いた高尾太夫はもうこの里に来ては行けないと諭し、来年の二月十五日に年が明けるので所帯を持とうという。言葉通り高尾が訪ねて来てめでたく所帯を持ち、染物屋の店を開く。手伝う高尾見たさに店は大繁盛をしたという。

 

ふるさと納税「ふるなび」