古典落語「禁酒番屋(きんしゅばんや)」

酒【あらすじ】
 とある大名家で酒の上から口論になり、家臣を亡くした殿は一同に禁酒を申し渡した。門の脇に番小屋を造り、持ち込みの品を改める人呼んで禁酒番屋。ある日酒豪の家臣近藤某から「番頭、余の所に一升持って参れ、金に糸目はつけぬ」と頼まれ、酒屋は菓子屋と偽って屋敷を訪ねる。

 通る際に「どっこいしょ」。「これ待て、カステラはさように重いものではない、中を改める。何だこれは。ここな偽り者めが」。

 今度は敵討ちに小便を持って行く。「小便屋だと、馬鹿を申せ。縛り首だ。や、今度は燗をしてある。役目だ、うっ、これは小便ではないか、ここな正直者めが」

 

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