古典落語「笠碁(かさご)」

碁【あらすじ】
 碁敵の二人が今日は待ったなしと決めたが、早速待ったが始まった。「ちょいとこの石を上げてみて下さい。この一番だけ待てませんか。そうですか、そういわれると私もいいたくないことをいわなければいけなくなる」。三年前の借金返済を待ってやったといい「それに比べればこの石ぐらい」。「いやそんな話をされて、なお待てません。帰って下さい」と喧嘩別れ。ところが三日も雨が続いて辛抱しきれず、店の前をうろうろ。

 「おいヘぼ」「へぼとは何だ」「へぼかへぼでないか一番来るか」「いやぁこないだはあたしが悪い、待ったをやりましょう。あれ番頭さん雨漏りがする。なんだあんた、まだ笠をかぶっている」

 

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