古典落語「石返し(いしがえし)」

おしるこ【あらすじ】
 ぶらぶらしている与太郎を見かねて父親が汁粉屋をやらせた。「行灯に御膳汁粉と書いておいた。前が汁粉の鍋で後ろが餅と白玉だ。立派な汁粉屋がない寂しいところをよって歩けよ」。

 人気のない番町へ行くと頭上から声がして「全部買ってやる。今鍋をおろすからそれに汁粉を入れろ。よし引き上げるそ」。代金をもらいに門番へ回ると「お前は狸に騙されたのだ、銭はやれない」。

 「おとっつあん、全部取られた」「これから仕返しだ。行灯を鍋焼きうどんに変える」

 今度は親子して行くと、また鍋をおろして来たので鍋の代わりに石を結わえつける。
「なんだこれは」「先ほどの石返して」