古典落語「永代橋(えいたいばし)」

橋【あらすじ】
 深川八幡の祭り当日、永代橋が落ちた。押し寄せた人の重みに耐えかねて橋桁が折れ、皆川の中。大惨事は江戸中に知れ渡り、店子の無事を確かめに走り回っていた大家太兵衛の元に武兵衛の死骸を引取るよう知らせが来た。そこへ当人が現れ「よっ大家さん、いいお天気で」。

 死んだ心持ちがしないという武兵衛だが、いいから来いと大家に押し切られてついて行く。人相も着衣も違うと揉めていると「これこれ、かかる場所で口論いたすとは不埒(ふらち)至極」。調べてみると武兵衛の紙入れが死人から出て誤解は解けたが、金があるなら家賃を払えと大家。「静かにいたせ。所詮その方は敵わぬ。太兵衛に武兵衛(多勢無勢)は敵わぬ」

ふるさと納税「ふるなび」