[東海七福神]

東海七福神(とうかいしちふくじん)
[ご開帳日]1/1~成人の日まで 9時~17時
[歩行時間]約1時間25分
[歩行距離]約5.0km
[最寄り駅]京急急行線「大森海岸駅」/京浜急行線「新馬場駅」

※日時等は通年のデータとなります。状況によりご開帳や御朱印受付期間が異なる場合があります。

東海道五十三次最初の品川宿の、由緒ある寺社を回ります。
京浜急行沿線に点在するので、電車でも気軽に参詣できる。

[東海七福神のモデルコース案内]
大森海岸駅 0.3km/ 5分 →磐井神社(弁財天)1.5km/ 25分 →天祖・諏訪神社(福禄寿)1.2km/ 20分 →品川寺(毘沙門天)0.9km/ 15分 →荏原神社(恵比寿)0.7km/ 12分 →一心寺(寿老人)0.1km/ 2分 →養願寺(布袋尊)0.2km/ 4分 →品川神社(大黒天)0.1km/ 2分 →新馬場駅

【弁財天】磐井神社(いわいじんじゃ)

弁才天

 創建は、定かではないが、平安後期に編纂された「延喜式」や「日本三大実録」に名が記されている。
境内に入る前に、歩道の植え込みを振り返ると、社名の以来にもなった「磐井の井戸」がある。この水は、正しい心の持ち主が飲めば”真水”に、邪心があれば”塩水”になるといういい伝えがある。
弁財天の社は、境内左手にあり、お正月には、漆塗の弁財天像がご開帳される。神像は、最近のものだが、社に祀られた神体は、古くから「笠嶋弁財天」の名で信仰を集めていた。

福禄寿天祖諏訪神社(てんそすわじんじゃ)

福禄寿

 このあたりがまだ、東京湾に面していた頃、12世紀創建の天祖神社(神明宮)と寛永8年(1631)以前創建の諏訪神社(諏訪社)という二つの神社が立っていたが、昭和40年(1965)に合祀された。
本殿には、2体の福禄寿があり、1体は、本殿に常時祀られているが、もう1体は、お正月~立春のみのご開帳。
境内には、稲荷神社。厳島神社、日露戦争の記念碑等もある。

【毘沙門天】品川寺(ほんせんじ)(金生七福神・かのうしちふくじん)

毘沙門天

 大同年間(806~810)創建と伝わる品川寺は、真言宗醍醐派の別格本山。
ここは江戸三十三観音霊場第三十一番および、東海三十三観音霊場第二十一番でもある。
本尊とともに本堂に安置される毘沙門天像は、室町期作と伝わる高野山招来仏。足下に邪鬼を踏み抑えて雄々しく立っている。
境内には、金生七福神という1ケ所七福神も設けられている。

【恵比須】荏原神社(えばらじんじゃ)

恵美寿神

 南品川の鎮守の荏原神社は、かつては品川宿の総鎮守だったらしい。創建は、和銅2年(709)と古い。雨を司る龍神をはじめ、天照大神やスサノオノミコトを祀っている。
大鳥居の傍らに、石造の恵比須像が鎮座している。円満な笑みと後ろ姿が人気らしい。
神像の恵比須は、本殿の祀られ、正月に拝殿へ移される。

【寿老人】一心寺(いっしんじ)

寿老人

 真言宗智山派に属する一心寺は、安政2年(1855)、井伊直弼が開山したと伝えられる。
本尊は、成田山分身の不動明王。延命よ商売繁盛の守り神として信仰されている。
寿老人像は、本堂に安置されている。
ほうろく灸は、真言宗開祖の弘法大師が始められたと伝わるお灸。

布袋尊養願寺(ようがんじ)

布袋尊

 地元では「虚空蔵(こくうぞう)さま」の愛称で親しまれている。
虚空蔵菩薩は、丑寅年生まれの守り本尊。その命日の旧暦3月13日には、十三詣が行われる。13歳の子供が盛装して、虚空蔵菩薩にお参りすると、福徳知恵を授かるという。
本堂に諸像とともに安置される布袋尊像はつややかなツゲ製。御開帳は、お正月~立春のみ。

【大黒天】品川神社(しながわじんじゃ)

大黒天

 「北の天王様」とも呼ばれる北品川の鎮守。
53段の石段を上ると静かな境内の正面に本殿がある。創建は、文治3年(1187)。あめのひりのめのみこと(州崎明神)、うがのめのみこと、すさのおのみことの3柱を御祭神とする。
明治築造の富士塚は、都内七富士のひとつ。
木造の大黒天像は、福々しい表情で本殿全面に立つ。御開帳は、お正月~立春のみ。大鳥居前には、石造大黒天がある。

当日の情報はこちらからご確認ください。
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