[七福神めぐりの由来]

 七福神めぐりとは


 一般的に、恵比寿・大黒天・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋尊の七神を指します。それらが祀られている寺社を巡り、参拝し、「万幅招来」を祈願するのが、七福神めぐりです。
七福神めぐりは、お正月に行うのが基本です。年間を通して参拝できるコースもありますが、多くの場合、お正月中、または松の内(1/1~7)のみにご神体をご開帳し、御朱印を授けて頂けます。

 七福神の始まりは?

 人には、家内安全・商売繁盛・縁結びなど様々な願望があります。七福神は、これらの願望に応え、人々に幸福をもたらす神として古くから信仰の象徴とされています。また「七幅」とは、「七難七幅」という語に由来し、七体の福神を取り揃えたのが、七福神の始まりとされています。

恵比寿(えびす)

 七福唯一の日本出身の福神。
漁業、商売繁盛、旅行安全の神様、狩衣に風折烏帽子を冠り、鯛を抱えている姿が特徴的です。航海安全、また豊漁をもたらす神様として港の近くに多く祀られました。
知恵を働かせ、体に汗して労働に従事していれば、必ずこの恵比寿神が福財を授けてくれます。

 

大黒天(だいこくてん)

 ヒンズー教の戦闘神シヴァの化身。仏教における大黒天は、富と財の神。
台所の守護神。五穀豊穣の神様。右手に持つ打ち出の小槌の「槌」は、「土」すなわち、様々なものを生み出す「大地」を意味するとされています。もともとは軍神でもありました。
頭巾をかぶり、大きな袋を背負い、打ち出の小槌を持ち、米俵の上に座っています。
頭巾は「上を見るな」「謙虚であれ」という教えを表し、足下の二俵の米俵は「欲をかくな」「二俵で満足せよ」という戒めを表している。

毘沙門天(びしゃもんてん)

 毘沙門とは、インドのヴァイシュラヴァナのこと。
仏法を守護する四天王の一人。多聞天(一切をもらさず聞くことのできる大智者)とも呼ばれ、甲冑に身を包み、右の手に槍、左の手に財宝を授与すると言われる多宝塔を持ちます。
国土守護、勇気授福を授けて、大願成就をもたらすほか、疫病、災難から守ってくれる仏神として広く信仰されています。悪魔降伏の仏神として知られています。

福禄寿(ふくろくじゅ)

 星神、寿星、南極星の精・奉山府君を人格化した神で、「福」(幸運)、「禄」(長寿)、「寿」(長命)の三つの福徳を授ける人徳の高い神様と言われています。頭が長く、豊かな白髭をたくわえた背の低い老人の姿とされています。長寿のシンボルとも言える鶴を伴っています。
商売繁盛・延寿・健康・除災を祈願します。

布袋尊(ほていそん)

 福徳円満の神様。ふくよかな笑顔に、大きな布袋をたずさえた姿が特徴的です。中国・唐の時代に実在した僧「契此(かいし)」がルーツとされ、中国では、弥勒菩薩の化現として信仰されています。その楽天的な和尚の生き方が「至福」の象徴とされていて、平和安穏、家庭隆盛などを司ると言われています。

寿老人(じゅろうじん)

 種々の病の平癒、長寿延命をもたらし、人々の健康と安全を守る神様と言われています。中国の老子が天に昇ってなったという仙人の姿。三千年の長寿を保つ玄鹿を従え、人々の難を払う団扇を持っていて、頭巾を被り杖を持ち、これに人命長寿の巻物を結びつけた老人の姿で表されています。

弁財天(べんざいてん)

 インドが起源の水、音楽の女神とされ、音楽を司る仏神、弁舌才智の仏神または、財宝授与の仏神として、芸道富有の福徳を授ける神様と言われています。水の神様であることから、海辺や湖辺に祀られることが多く、琵琶を抱く姿が一般的です。