横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席

『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』を映画と玉川太福師匠の浪曲で聞き比べ。

『男はつらいよ』を映画と浪曲で聞き比べ!
横浜シネマネットワークでは、2022年11月14日[月]-11月18日[金]に横浜シネマリンにて第1回シネマリン寄席[映画ミーツ落語&浪曲]を開催いたします。寄席と言っても映画館ですので、映画を上映して、それに合った落語や浪曲、解説トークを日替わりで口演していただき、両方いっぺんに楽しんでいただこうという企画です。

記念すべき第1回目初日は、春風亭昇太原案の落語映画「TOKYOてやんでぃ」の上映とその弟子・春風亭昇咲の落語をお届け。
中日には、戦後の人気落語家の人生を渥美清が演じる隠れた名作『おかしな奴』の上映とおなじみ娯楽映画研究家・佐藤利明さんのトーク「落語と映画」
そして千秋楽は「男はつらいよ」浪曲化シリーズ。寅さん最高傑作との呼び名も高い『寅次郎相合い傘』を玉川太福師匠の浪曲と映画で聞き比べ

横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席」上映概要

横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席」

香盤表  連日18時から
◎2022年11月14日[月] 映画『TOKYOてやんでぃ』 & 落語 春風亭昇咲
◎2022年11月15日[火] 映画『TOKYOてやんでぃ』 & トーク「下町と落語」 神田裕司監督×佐藤利明(娯楽映画評論家)
◎2022年11月16日[水] 映画『おかしな奴』 & トークテーマ「映画と落語」 佐藤利明(娯楽映画評論家)
◎2022年11月17日[木] 映画『おかしな奴』 & 映写室見学ツアー
◎2022年111月18日[金] 浪曲「寅次郎相合い傘」玉川太福、玉川みね子 & 映画『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』

落語付上映 座席指定券:一律2,500円(税込)※落語のみのチケットはございません。
浪曲付上映 座席指定券:一律2,800円(税込)※浪曲のみのチケットはございません。
 ★2022/11/1(火)より上映4日前まで:横浜シネマリンオンラインショップhttps://cinemarine.co.jp/・劇場受付にて先行販売!
 上映3日前より横浜シネマリンオンラインシステムhttps://cinemarine.co.jp/・劇場受付にてご購入いただけます
その他の上映 座席指定券:一般1,500円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円
 ★上映3日前よりオンラインシステムhttps://cinemarine.co.jp/・受付にてご購入いただけます

会場 横浜シネマリン
横浜市中区若葉町3-51
JR京浜東北線・関内駅から徒歩5分 京浜急行・日ノ出町駅から徒歩5分
TEL 045-341-3180

横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席」作品概要

男はつらいよ 寅次郎相合い傘

横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席」

 青森で知り合った中年男・兵藤謙次郎(船越英二)と旅を続ける寅さんは、函館のラーメン屋の屋台で、なんとリリー(浅丘ルリ子)と再会を果たす。三人は初夏の北海道で、気ままな道中を楽しむが、些細なことからリリーと喧嘩別れしてしまう。リリーのことが気がかりな毎日だったが、ある日、リリーが柴又へやってきて…。
 メロンをめぐってのひと悶着は「メロン騒動」と名高く“相合い傘”シーンは、シリーズ屈指の名場面。

監督・原作:山田洋次/脚本:山田洋次、朝間義隆/撮影:高羽哲夫/音楽:山本直純
出演:渥美清、浅丘ルリ子、船越英二、岩崎加根子
1975年/90分/カラー/ビスタ/35mm/配給:松竹
©1975 松竹株式会社

おかしな奴

横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席」

 終戦直後の混乱期に純情詩集と称する独特のスタイルと”破壊された顔”を持って落語界に登場、一大センセーションを捲き起こし、当時の荒んだ国民に腹一杯の笑いをもたらした若手落語家がいた。その名も三遊亭歌笑(1917-50)。
 落語家を志して家を飛び出し、金馬師匠の許に弟子入りした歌笑が、落語は大衆のものである、の信念のもとに”笑い”を全国にまき散らした。
 喜劇であることを基調にしながらも夫人とのエピソードも心温まる。

監督:沢島忠/脚本:鈴木尚之/撮影:藤井静
出演:渥美清、三田佳子、南田洋子、加藤嘉、坂本武、石山健二郎、春風亭柳朝、田中邦衛、渡辺篤、佐藤慶、清川虹子
1963年/110分/モノクロ/シネマスコープ/35mm/配給:東映/フィルム提供:国立映画アーカイブ
©東映  

TOKYOてやんでぃ~The StoryTeller’s Apprentice~

横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席」

 立花亭ピカッチは、落語界の重鎮・立花亭圓志に入門して9年5ヶ月、いまだに前座を務める寄席の雑用係、出世の見込みなどないにも関わらず日々精進している。そんなある日、仲入り前が遅刻したせいで高座に穴があきそうになり…。
 春風亭昇太の新作落語が原案の、劇団うわの空・藤志郎一座の人気舞台「悲しみにてやんでい」の映画化。普段目にすることのない寄席の楽屋を舞台に、次々に巻き起こるハプニングを描き出す。
 2012年第5回したまちコメディ映画祭in台東オープニング作品として特別招待され、公開初日観客満足度No.1を獲得した。

監督:神田裕司/原作:劇団うわの空・藤志郎一座/脚本:村木藤志郎、土田真巳、神田裕司/撮影:藍河兼一/落語監修:金原亭世之介
出演:ノゾエ征爾、南沢奈央、ラサール石井、でんでん、安達祐実、小松政夫
2012年/102分/カラー/ビスタ/BD/配給:アイエス・フィールド
©2012 TOKYOてやんでぃ製作委員会 ALL RIGHTS RESERVED

横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席出演者

横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席」

浪曲師 玉川太福

1979年生まれ。新潟県新潟市出身。
2007年、二代目玉川福太郎に入門。2013年、木馬亭にて襲名披露目興行。
年間50公演を超える独演会に加え、浪曲・落語の定席にも出演。古典演目を継承する一方、自作の「地べたの二人」シリーズや映画「男はつらいよ」浪曲化など、幅広い活動を展開している。2017年第72回文化庁芸術祭・大衆芸能部門新人賞受賞。

横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席」

曲師 玉川みね子

1953年生まれ。山形県酒田市出身。
1975年、二代目玉川福太郎との結婚を機に、曲師・山本太一に師事。以降、夫・福太郎の相三味線に加え、ベテランから一門の弟子まで、様々な演者の曲師をつとめ、後進の育成も行っている。

横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席」

落語家 春風亭昇咲

1992年生まれ。東京都練馬区出身。
日本大学芸術学部卒業後、2016年、春風亭昇太に入門。2020年、二ツ目に昇進。
古典落語から創作落語までこなし、都内寄席や、伝統的な落語会、定期的なホール独演会への出演など精力的に活動中。また、落語以外の活動としては、「model agency friday」に所属し、他分野への活動の幅を広げている。

横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席」

映画監督 神田裕司

『TOKYOてやんでぃ~The StoryTeller’s Apprentice~』監督
映画監督、映画プロデューサー。
漫画・アニメ業界の巨匠、大友克洋の監督作品『蟲師』を始め、『‪下妻物語』『姑獲鳥の夏』等多くの話題作・大作映画に企画・プロデュース等の立場で中心的に関わり、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの世界3大国際映画祭のレッドカーペットを歩く。

横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席」

娯楽映画研究家 佐藤利明

1963年生まれ。
ハナ肇とクレイジーキャッツ、『男はつらいよ』、エノケン・ロッパなどの昭和の喜劇人の魅力を、新聞連載やコラム、CDアルバム、映像ソフトのプロデュース、テレビ・ラジオを通して紹介を続けるエンターテイメントの伝道師。2015 年文化放送特別賞受賞。近著に『みんなの寅さん from 1969』。

<横浜シネマネットワークとは>

横浜シネマリン「第1回シネマリン寄席」

主催:横浜シネマネットワーク
助成:横浜市地域文化サポート事業・ヨコハマアートサイト 2022
文化庁「ARTS for the Future!2」補助対象事業

<横浜シネマネットワークとは>
横浜のミニシアター、上映会、映画製作者によるグループ。
明治・大正期、横浜では全国の映画館に先駆けて海外映画が「封切」公開され注目されました。そして時が立ち、現代も個性豊かなミニシアターと多彩な映画祭のある街・横浜の魅力を発信するために活動しています。

ふるさと納税「ふるなび」